台風にもメリットが?!
台風10号の影響により、発生時から東海地方は長らく大雨に見舞われました。緊急災害を知らせるアラートも鳴り響き、落ち着かない数日間を過ごすこととなりました。被害が報道されるにつれ、台風の残す爪痕に恐怖をおぼえます。
そんな台風にも実はメリットともいうべき、地球の生態系を守る側面があると聞いてびっくりしました。台風の強い風が海の表層をかき回し、表面の温かい水と深いところの冷たい水が混ざりあうと海面の水温が下がり、サンゴが生きやすい水温に保たれることにつながります。さらには水温への影響だけでなく、台風によって海の表層がかき混ぜられることにより、酸素を多く含んだ表層の水が深い海の底に運ばれ、生物にとって必要な酸素が海深くまで行き届くことにつながるのだそうです。水の温度や水に含まれる酸素に変化をもたらす台風の影響が良いはたらきをしてくれ、被害は最小にとどめてくれるといいなぁと思います。